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顔の目立つところにあるほくろが気になっている人もいるのではないでしょうか。美容医療のなかに「ほくろ除去」というメニューもありますが、クリニックに行かずに自分でほくろ除去したいと考えている人もいるかもしれません。
しかし、ほくろを自分で除去することにはリスクがあります。肌を傷つけたり、傷跡が残ってしまうといったトラブルにつながることもあるので注意が必要です。
今回は、ほくろ除去を自分でやる危険性や、クリニックでのほくろ除去施術について解説します。
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ほくろの除去は自分でできる?
セルフで除去するリスクを解説
ネットでほくろ除去について検索すると、クリームや針、もぐさなどで簡単にできると謳う情報も目にします。
しかし、医療の知識を持たない人が自分でほくろ除去しようとすると、思わぬトラブルに遭うことも。ここでは、自分でほくろ除去をしたときに起こり得るリスクについて解説します。
火傷するリスク
ほくろ除去アイテムとして市販されているのは、ほくろ除去ペンやほくろ除去クリームなどです。
ほくろ除去ペンはレーザーを使ってほくろを除去する機器。熱エネルギーを肌に与えてほくろを除去するとされていますが、使い方によっては火傷するリスクがあります。
レーザーの出力を調節できる商品もありますが、自分の肌質やほくろに対してどの程度の出力が適しているのかは分かりません。予想以上に大きなダメージを与えてしまい、肌を傷つけるリスクにも注意が必要です。
一方、ほくろ除去クリームとして有名な商品に、アメリカ製のクリームで「カソーダ」があります。このクリームはアルカリ性で、ほくろ付近の皮膚を溶かしてほくろを除去するもの。こちらも、塗り方によっては肌に火傷のようなダメージを与えることがあります。
凹みや傷跡が残るリスク
ほくろ除去を自分でやった場合、ほくろが除去できてもその後の仕上がりが悪くなることがあります。
レーザーの出力を上げすぎてしまい、ほくろがあった場所が凹んでしまったなどのケースも。大きな傷跡が残ってしまう可能性も否定できません。
また、皮膚の表面だけでなく深部の組織まで傷つけてしまうリスクも。傷が深くなればきれいに治る確率も低くなり、除去前よりも見た目が悪くなることもあります。
ほくろ除去グッズ自体は安く購入できても、その後の肌治療の費用がかさんで出費が増すことも考えられます。
膿みや感染症のリスク
ほくろ除去ペンやクリームを使った後のケアが不十分だったり、ほくろを切り取ろうとして傷をつけてしまうと、傷跡が膿んでしまったり感染症にかかったりする可能性もあります。
その後の処置が適切にできないと、最悪感染した部分の皮膚が壊死してしまうこともあるので、自分でほくろ除去することは非常に危険な行為です。
悪性疾患だった場合は悪化する可能性も
ほくろだと思っていたものが悪性黒色腫のような皮膚疾患だった場合、刺激されて症状が悪化するケースもあります。
特に、皮膚に生じるがんは症状が悪化するにつれて増殖しやすくなるという特性があるとされており、注意が必要です。
自分の肌にできているのがほくろなのか、悪性疾患なのかは自分で判断できません。必ず医師の診察を受け、治療が必要かどうかをきちんと見極めてから施術を検討しましょう。
ほくろ除去はクリニックで行うと安心
ほくろ除去を自分で行うことには、さまざまなリスクが伴います。特に皮膚疾患などとの区別は難しく、自己判断で除去しようとすると取り返しのつかない事態になることも否定できません。
施術料金が気になってセルフを選択する人もいるでしょう。ただ、ほくろ除去施術の料金はクリニックによって違うものの、セルフでできるほくろ除去ペンの価格とレーザー1回分の価格は大きく変わらないことが多い傾向です。
自分の身を守るといった安全面を考慮しても、クリニックでほくろ除去施術を受ける方が安心といえます。
ほくろを安全に除去する方法
クリニックでできるほくろ除去施術の種類
レーザー治療
出典:品川美容外科
レーザーを使ったほくろ除去では、熱エネルギーをほくろに当てながら細胞の水分を蒸発させ、少しずつ削るようにして除去していきます。
施術部位の縫合はせず、軟膏を塗ったりテープで保護したりしながら自然治癒を待つのが一般的。ダウンタイムが比較的短く、狙った箇所だけレーザーを当てられるので傷跡が目立ちにくいメリットがあります。
デメリットとしては、レーザーではほくろの元といえる細胞やメラノサイトを完全に除去できず、ほくろが再発するリスクがあることです。
また、真皮層のような深い部分まで広がったほくろを取るには、複数回施術する必要があります。
電気メス治療
出典:品川美容外科
電気メスを使用したほくろ除去では、弱い電気エネルギーをほくろ部分に当て、焼きながら削りとっていきます。
盛り上がったほくろなど、レーザーでは取り切れないほくろも取れるのがメリット。皮膚の深部からくり抜くように削ることもできるため、レーザー治療よりも再発しにくくなるのもポイントです。
レーザーよりも傷跡や凹みが生じやすいのがデメリットですが、施術後のケアを適切に行っていれば問題ありません。
一方で、かさぶたを無理に剥がしてしまった、引っかいて刺激してしまったなどの行為があると、傷跡が残ったり色素沈着が起こったりするので注意しましょう。
くりぬき法や切開手術
出典:品川美容外科
専用の機器を使ったくり抜き法やメスを使った切開手術によるほくろ除去もあります。
くり抜き法は縫合せずに自然治癒を待ちますが、切開手術ではほくろとその周りの皮膚を切除し、両側の皮膚を引っ張って縫合していきます。
サイズの大きいほくろや、深部まで入り込んだほくろもしっかり除去できるのが最大のメリット。再発の可能性を限りなく低くできます。悪性疾患だった場合の除去もでき、施術後に病理診断に回すことも可能です。
くり抜き法のデメリットとしては、縫合しないので凹みが残る可能性があること。切開手術のデメリットは、切開するのでダウンタイムが比較的長くなることです。
ほくろ除去おすすめ美容皮膚科5選
一目でわかる一覧表
クリニック | TCB東京中央美容外科 | 品川美容外科 | 東京美容外科 | 聖心美容クリニック | シロノクリニック |
---|---|---|---|---|---|
おすすめ ポイント |
施術の種類が豊富 ほくろに合わせて治療が選べる |
トラブル時の対応が手厚い はじめての通院におすすめ |
再発の心配がない施術 ほくろを根元から除去 |
24時間連絡可能の緊急サポート いつでも電話できる |
治療から5年保証あり 根が深いほくろも安心 |
1mm | 2,040円※1 ライトフェイシャル |
7,990円※3 フォトシルクプラス |
16,500円 ルメッカ(インモード) |
ー | 44,000円 フォトシルクプラス |
9,800円※2 ピコレーザーライト |
4,200円/1mm※4 炭酸ガスレーザー |
3,300円 ピコレーザー |
10,780円/1mm※6 炭酸ガスレーザー |
11,000円/1mm Qスイッチルビーレーザー/炭酸ガスレーザー |
|
2〜5mm | 4,980円/2mm以下 電気メス 10,200円 くりぬき法 |
4,200円/1mm※4 電気メス |
5,500円/1mm アブレーション |
10,780円 電気凝固法 |
ー |
6mm以上 | 19,800円/1mm 切開法 |
7,560円/1mm※5 切開法 |
8,800円/1mm 切除縫合 |
85,800円 切除法 |
ー |
お得情報 | ・LINE登録でクーポン配布中 ・シニア割 ・交通費補助制度 ・駐車場料金無料制度 |
・BMC会員特典で対象施術20%OFF | ・ポイントカード制度 | ・セイシンポイントクラブ | ・学生割引で10%割引適用 |
保証 | 施術の保証や返金制度など、盤石のアフターケア体制 | トラブル発生時は無料で修正・回復を提供 | 術後、どのようなトラブルであれ対応 | 24時間連絡可能の緊急サポート | しほくろ治療は5年保証 |
院数 | 全国89院 | 全国39院 | 全国20院(FC院、提携院含む) | 全国10院 | 全国5院 |
詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
※2:初回料金、2回目以降は12,850円
※3:初回限定のみ、1回目以降は顔全体13,710円
※4:BMC会員価格、非会員は5,250円
※5:BMC会員価格、非会員は7,560円
※6:熱海院限定
・上記は全て税込料金です
・2023年2月時点 公式HPより
・実際の料金は医師の診察・施術によって変わります。
・掲載クリニックは自由診療のため保険適用外です。
そもそもほくろはどんなもの?
ほくろの基礎知識を解説
ほくろとは
ほくろは「母斑細胞母斑」「色素性母斑」などと呼ばれる良性腫瘍のことです。
皮膚には「メラノサイト」というメラニン色素を作り出す細胞があります。このメラノサイトが母斑細胞に変化し、皮膚の一部にできるのがほくろです。
母斑細胞そのものにもメラニン色素を作り出す働きがあるのが特徴。時間の経過とともにメラニン色素が増え、以前は薄く平らだったほくろが濃く盛り上がってくることもあります。
ほくろの基礎知識
ほくろにはさまざまな分類があり、まずは皮膚のなかでもどの層にできるかによって分けられます。
種類 | 境界母斑 | 複合母斑 | 真皮内母斑 |
---|---|---|---|
形成される層 | 表皮と真皮の間 | 表皮~真皮内にかけて | 真皮内のみ |
特徴 | 小さくて色が薄い 比較的目立ちにくい |
境界母斑が進行したもの 子どもに多いタイプ |
盛り上がった形状 大人に多いタイプ |
画像出典:原口クリニック
メラノサイトは表皮の一番下にある基底層に存在しますが、ほくろに変わっていく過程を経てだんだん深い層まで広がっていきます。
真皮層まで到達するにつれて目立ちやすくなり、見た目のコンプレックスとなっていくことも珍しくありません。
大きさや色でも分けられる
ほくろは、形成される層以外に大きさや色でも分類されます。
種類 | 見た目 | 特徴 |
---|---|---|
単純黒子 | 約1~2mmで薄い茶色 | 比較的目立ちにくい |
青色母斑 | 単純黒子より青みがある | 1cm以上になると悪性化する可能性も |
色素性母斑 | 大きさや形状はさまざま | 表面が凸凹したり毛が生えたりすることも |
なかでも青色母斑と色素性母斑は、大きさや状態に変化があると悪性疾患の可能性も否定できません。
青色母斑は良性のほくろですが、徐々にサイズが大きくなってきている場合は医療機関の受診をおすすめします。
また、色素性母斑では急にサイズが大きくなったり、ほくろから出血が見られた場合は早めに医師の診察を受けましょう。
ほくろの除去は必要?
ほくろを除去するべきケースとは
ほくろは基本的に良性腫瘍なので、できたからといって必ずしも取り除く必要はありません。
ただ、なかには除去を検討した方がいいケースもあります。
ほくろが目立って気になる場合
まずは、顔や体の目立つ部分にほくろができてしまい、見た目が気になってしまうケースです。
特に盛り上がったほくろや大きなほくろは気になりやすく、人前に出るのが億劫になってしまう人もいます。
対人関係を築くうえでの壁になることもあるため、どうしても気になっている場合はほくろ除去を検討してもいいでしょう。
何らかの疾患であった場合
ほくろだと思っていたものが、メラノーマなどの悪性疾患だった場合は除去が必要です。
悪性疾患の見た目はほくろと見分けがつかないことが多いため、ほくろの状態に変化がないかどうかをチェックしてみましょう。
- サイズが以前より大きくなっている
- 色が変わってきている
- 形がいびつで、肌との境界線が分かりにくい
- ほくろから出血している
- 直径が6mm~1cm程度と大きい
少しでも気になることがある場合は、病理診断ができる皮膚科を受診してください。
医師の判断で保険適用になるケースも
医療機関を受診した場合、ほくろの状態によっては保険適用で除去できることもあります。
良性のほくろであった場合でも「視力矯正のための眼鏡がかけにくい場所にある」「ほくろの場所が常に指にひっかかって、日常生活に支障がある」など、医師が必要と判断すれば保険がきく可能性もあります。
いずれにしろ、医師による診察・診断が必要です。ほくろが気になっている人は、まずは皮膚科や美容皮膚科などで相談してみてください。
ほくろ除去は中学生や高校生もできる?
未成年のほくろ除去で気を付けたいこと
医療機関によるほくろ除去を検討している人のなかには、まだ未成年なので施術できるか心配な人もいるでしょう。
中学生や高校生にとっても、見た目のコンプレックスになり得るほくろは大きな問題。できれば早いうちに除去したいと考えている人もいるのではないでしょうか。
ほくろ除去に関しては年齢制限を設けていないクリニックもあり、施術自体は可能です。しかし、施術には未成年ならではの注意点があるので解説します。
保護者の同意や同伴が必要なことがある
ほくろ除去に限らず、未成年が美容医療を受けるには保護者の同意や同伴が必要な場合があります。
少なくとも、保護者の同意書が必要になるケースがほとんど。親にも知られたくないという人もいるかもしれませんが、自分一人だけで解決するのは難しいのが実情です。
施術費用の問題もあるため、保護者とよく相談した上で受診・施術することをおすすめします。
授業を受けながら紫外線対策をする必要がある
ほくろ除去をした後は、肌や患部が非常に敏感な状態になります。特に紫外線ダメージを受けやすいので、施術後のUVケアは普段以上に必要です。
未成年で学生の場合は屋外での体育授業や課外授業も多く、紫外線ダメージをかなり受けやすい環境にあります。
日焼け止めを頻繁に塗り直すなどケアができれば問題ありませんが、校則で日焼け止めが化粧品扱いで禁止されているなど、思うように使用できない場合も考えられます。
アフターケアが十分にできないと色素沈着などのリスクが高まるので、施術をしても別の肌トラブルが起こる可能性も知っておきましょう。
施術後も保護テープなどの処置が必要
ほくろ除去にはさまざまな方法がありますが、施術直後は保護テープや軟膏などを適切に使う必要があります。
授業や部活、友人との付き合いと忙しいなかでも確実に行うことが重要。施術後のアフターケアまでしっかりできるかどうかも考えてみてください。
安易に施術を決めないことが重要
ほくろ除去の施術は、ほくろを除去した後のセルフケアも重要です。その後の処置が適切にできないと、傷跡が残ったり色素沈着したりとさまざまなトラブルが起こりやすくなります。
また、施術費用も未成年にとっては決して安い金額ではありません。一度の施術だけで完全に除去できるとも限らないので、トータルの費用も高額になる恐れがあります。
「どうしてもきれいになりたい」「ほくろが気になって友達付き合いに自信が持てない」という場合は、保護者とよく相談し、信頼できるクリニックで一緒に受診するのがおすすめです。
きれいになりたい一心で安易に施術を決めず、周りの大人のサポートを受けながら治療を検討してくださいね。
ほくろ除去は1回の施術で済む?
よくある質問をピックアップ
ほくろ除去は1回で済む?
1回で済む場合もありますが、ほくろの大きさや深さによっては複数回施術を繰り返す必要があります。
事前の診察やカウンセリングでほくろの状態を見極め、症状に適した施術法を選ぶことで施術回数を無駄なく設定できますよ。
ほくろ除去のダウンタイムは?
施術 | レーザー治療 | 電気メス治療 | くり抜き法 |
---|---|---|---|
適したほくろ | 1mm程度 平らなほくろ |
5mm以内 膨らんだほくろ |
6mm以上 盛り上がったほくろ |
ダウンタイム | 痛み・内出血:数日 傷・赤み:1~3ヶ月程度 |
赤み・腫れ:2~3ヶ月程度 | 赤み:3ヶ月~半年 凹み:1~2か月程度 |
ほくろ除去のダウンタイムは、施術方法によって大きく変わります。
皮膚の深部まで施術するにしたがってダウンタイムも長くなる傾向に。その分再発する可能性は低くなっていくので、自分のほくろに合った施術法を選択しましょう。
いずれの施術でも、新しい皮膚が再生したり成熟したりする過程でかゆみが出ることがあります。
ほくろが再発することはある?
ほくろが皮膚の深い層まで広がっていた場合、十分に取り切らないと再発することもあります。
ほくろの再発を防ぐには、ほくろの深さや大きさに応じて適した施術法を選ぶことが重要です。
ダウンタイムの長さや傷跡だけを気にして施術すると除去しきれません。医師と相談しながら除去方法を選択してください。
ほくろ除去の施術中は麻酔が使える?
いずれの施術でも、部分麻酔を使って施術することがほとんどです。そのため、施術中の痛みはあまり感じないことが多い傾向にあります。
レーザー治療の場合は、麻酔注射ではなく麻酔クリームを使うことも。麻酔方法はクリニックによっても違うので、診察やカウンセリングで確認しましょう。
その際、麻酔が施術代に含まれているのか、別途料金が加算されるかも忘れずに確認してくださいね。
ほくろ除去はクリニックで
自分に合った施術法を選ぼう
自分でほくろ除去できるグッズが市販されているので、簡単にほくろが取れると考えている人も多いかもしれません。
しかし、自分でほくろ除去することには大きなリスクが伴います。かえって肌を傷つけてしまったり、重大な疾患を見逃してしまう可能性もあるため、専門家が処置してくれる医療機関で除去してもらいましょう。
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